東京都その8(大島)

東京都は広い。東京には離島がたくさんある。 　とりあえず今回は大島へ行こうということになって、例のごとく旦那といそいそ出かける。 　大島へは羽田から飛行機に乗った。大島経由で八丈島へも行く、130人くらい乗れるやつである。飛び立つと25分で着くらしい。それでも飛び立ってすぐに水平飛行になったので驚いた。ほんの5分ほどでシートベルト着用サインが出て、もう着陸態勢である。しかし揺れた。ちょうど雲の中を突っ切って降りるかたちになったのだろう。結構ハバタイテいた。 　無事に着陸し、降りれば大変に暖かい。南国の風情であるし、どうも東京という感じがしない。時間がゆっくり流れる感じである。 　レンタカーを借りる予定だったが、手違いがあり、手間取った。一日ずれて予約されていて、思っていた小型車ではなく、普通に大きい乗用車になってしまった。道は狭、曲がりくねり、ちょっと辛そうであるが、これしかないのだから仕方がない。頑張って運転することにする。 　ウサギの避難訓練が見たくてリス村へ行ったのだが、残念ながら現在ウサギが減ってしまったため、休止中。ウサギには餌もやれたし触れたので満足。リスにも餌をやった。旦那はリスに襲われていた？ようである。スタンプラリーを見つけたので早速参加する。 　さて、元町港へ行き、岸壁から眺めると、まあ南の海の色である。堤防で釣りをしている人に「何が釣れますか」と伺うと「メジナ」と言う。ええ？堤防からですか。よく見れば皆さんの釣果は素晴らしい。こんなのが普通に釣れるのかと思うと、ウチの辺りの貧しさを感じてしまう。 　 　今日はフェリーは岡田港発着らしい。元町港は静かである。宿もこの近くに取った。もちろん温泉だ。大浴場は良い湯でゆっくり浸かれば疲れがバリバリ出る。普通のカラの湯も食塩泉らしく、これには参った。だが昔ながらの温泉ホテルという過ごしやすい雰囲気で落ち着く。夜の椿油フォンデュが大変美味しい。 　 　元町港岸壁から