北海道その45(根室)

養老牛から根室へ向かう。旦那の趣味の廃線跡を訪ねながら道の駅スワン44へ寄る。以前根室に来たのは何年前だろうか。その頃にこの道の駅はなかった。 　 　大変きれいな道の駅で、施設の中から周辺の湖にやってくる鳥を観察できるようなデッキが整備されていて素晴らしい。 　お土産も充実しており、花咲ガニをはじめ海の幸や、ソフトクリームなども購入できる。もちろんソフトクリームを食べながら進むことにする。 　 　体調が今ひとつなので、さっさと宿に入ってのんびりしようとチェックインした。この辺りでは大きなホテルだが団体さんも多く、部屋はスイートを半分に切った小さいほうという感じである。 　 　シャワーで汚れを落として、夕飯に備える。夕飯は外で鮨の予定だ。テイクアウトも考えたが、ちょっとだけ食べて帰ってくればよいということになり、思い切って出かける。 　 　寿司屋さんは根室に来たらここと決めている「誠鮨」さん。名前を出したい。美味しいから。新物のサンマが食べたくなると行く。以前、たまたま行って以来、三度目である。地の物中心に丁寧な仕事をしてくれて大変美味しくいただけるのだ。 　 　この日は、サンマ、ホッキ、ホタテ、ウニをお願いした。ウニは塩で頂いたが、これが絶品！サンマも別皿で生姜でいただき大満足。おかわりして食べた。鮭のあらの味噌汁とサラダが付いて二人で六千円台という破格の安さである。ウチの辺りではこれは食べられない。 　根室では港祭りの真っ最中で、千人踊りと太鼓を見た。千人踊りは地域の会社、病院、役所などの人たちが傘を被り、着物姿で根室音頭を踊るものだ。沿道の人よりも参加者の方が多いようだが、賑わっている。太鼓は、漁師町ならではの威勢の良さで格好がいい。太鼓保存会だそうである。 　 　地域の中学生のよさこいソーラン踊りもなかなかだが、歯舞中学校の生徒さんは40名ほどの出演だったが、まさかこれで全校生徒ではないのかと思う。照明機器などを乗せたトラックに教育委員会と書かれていたりして、なるほどと納得する。