北海道その37(札幌)

深夜2時に就寝し、朝は7時に目が覚める。もっと寝ていられるのに普段通りの睡眠時間で良いらしい。貧乏性である。 　札幌Ｋホテルの部屋は10階で、雪祭り会場の大通りに面している。窓を開ければチラチラ雪が降っているものの晴れており、逸る気持ちを抑えてまずは朝食である。 　和朝食を選び、何でもない鮭や味噌汁が美味しくて嬉しい。 　昨日の列車の旅のせいか体中がビシビシいっているが頑張って歩くことにする。 　ホテルのエントランスで既に滑る。解けた雪がつるつるになっている。車道までが雪で覆われている所を歩くのははじめてである。公園内は新雪で、ふかふかしている。踏むとクックッと音がして面白い。 　作りかけの雪像もあるし、風刺的なものもある。個人的には自衛隊が作っていた法隆寺金銅が好きである。 　途中に屋台も出始めている。カニ汁は毛蟹の半身が入っているし、ラーメンまんなる肉まんの親戚やホットミルクをいただきながら見て回る。突然に吹雪いて前が見えなくなるほどの雪が降ってくるのがすごい。 　結局、宿に戻りながら三度も見に行った。地下街が充実しており、歩くのには困らない。デパートにもいくつか直結しており、夕飯を買い込むことも出来る。便利である。