北海道その33(知床〜網走)

オシンコシンの滝を眺めてしばし和む。滝はいい。気持ちが良い。 　遠音別川に遡上する鮭を見、頑張ってねと思いながら、内陸へ進む。 　 　開業せずに廃線となった根北線の橋梁が、斜里町越川という辺りに残っているというので見に行くことにする。 　第一幾品川橋梁というらしい。 　何もない道を車は奥へと走ってゆく。道は舗装道路である。国道244号線なのに、ほとんど車に合わない。 　急に目の前に橋梁が現れ、車を停めれば、なるほど立派なコンクリの橋梁である。お化けが出るという噂があるというが、暗さは微塵もなく、ただ、夜間に来たい所ではない。 　朱円にストーンサークルがあるというので通りすがりに見ていくことにする。ここで出た物は、博物館にあるというので、見に行くことにする。 　この日は網走に行くのである。網走は監獄が有名だが、今回は行かない。呼人半島にあるホテルに泊まるのである。 　温泉があるというのでここにした割に、湯船も露天風呂も小さい。少しガッカリである。ご飯もそこそこで、何度も北海道に旅行すると中途半端な宿は辛いときがある。 　ホテル前の広場に馬がいて、記念写真を撮った。乗ることもできるらしいが人間で言うところの40歳ほどになるそうで、一人で淋しくないのかなと心配したりするが、飼育員さんが良い人で、可愛がってもらっているようで何よりである。