北海道その31(美瑛)

美瑛はパッチワークの丘、マイルドセブンの木など、その起伏のある平原に野菜や牧草が広がり、美しい風景を造りだしているところである。 　 　いたるところにシャッターポイントがあり、それぞれ好きな所で車を停めて写真を撮ったり、レンタカーで景色を楽しむ人もいる。 　有名な所は観光バスが止まり、団体さんで写真が撮れないときもある。 　一休みできるところも多く、オシャレな感じである。 　ラベンダーソフト、夕張メロンソフトなどが気軽に食べられるのもよい。 　旭川から南下した途端に車が多い。それも観光客がほとんどである。 　この辺りの人は、この風景を維持するのに毎日大変なのだろうと思う。そのおかげでこの風景を誰もが楽しめるのだからありがたいことである。 　行きは北斗星であったが、帰りは飛行機である。時間までこの風景を堪能して飛行場へ向かう。 　空港前店でレンタカーを返し、うっかりガソリンを入れてくるのを忘れていたことに気づく。 　店でも大丈夫なので、値が高いのを覚悟して入れてもらう。 　空港まで送ってくれるのだが、その車は三列の普通車ワゴンである。一番後ろの席は狭く、体勢が悪い。 　まあ、五分と掛らないので我慢である。 　空港に着いて席を取ろうと予約画面を見て驚く。隣同士の席はもう一箇所しか取れないのである。 　アブナイ。飛行機苦手な私は、旦那と離れて座るのはとても不安で避けたいのである。 　ほっとして空弁を買い込み、搭乗する。 　数時間で家に着くのは不思議な感じだ。帰るとまたすぐ行きたくなってしまうのには困ったものである。