北海道その24(美深温泉)

美深温泉に泊まることにし、宿に連絡したが、部屋の説明や金額などをはじめ、何とも丁寧な応対で好印象を持った。 　道の駅に隣接した公共の宿である。入り口の水槽には小さなチョウザメが泳いでいる。 　 　部屋数は多くなく、立ち寄り温泉の利用客はいるものの、混雑してはいない。 　安価であり、肩の張らない宿であるのに、ご飯は美味しい。特注でチョウザメ料理が食べられるらしいが、普通の夕飯でお腹一杯である。 　食堂は広くないが過ごしやすく、良い感じである。温泉は露天風呂がないのが残念だが勢いよく水流のある所に背中を当てればコリがほぐれる。よく温まるよい温泉である。 　キャンプの施設やチョウザメ館などがあり、のんびりと過ごせそうなところである。 　朝の目覚めは鳥の鳴き声であった。カッコーやヒバリ、猛禽類の声もする。 　セキレイが窓の所の木に用事があるらしく、しきりに近づいてくるが困っている様子である。 　ジッとしていると手の届きそうな所で平然としているのには驚いてしまう。人に危険を感じないのか、スレていないのである。