北海道その22(登別)

北海道の中では狭い範囲に見所がたくさんある場所である。 　まず、♪ここは北国〜登別の湯である。 　宿の温泉大浴場の広さと大きさに驚くばかりである。 　ここに我が家が何軒立つか、などと考えてしまうのが情けない。 　大賑わいであるが、混雑しないのがすごいと思う。温泉は泉質が豊富で、大きく表示があり、ゆったりと楽しむことができ、大変よい。 　 　至近に、クマ牧場がある。 　ロープウエイで山頂に上がると、たくさんのクマにあえる。 　面白かったのは「人間のオリ」だ。クマのたくさんいる中にコンクリの通路があり、そこで餌をやることができる。 　羆の顔は、人が両手で一つの輪を作ったほどの大きさである。こんなに大きいのかと吃驚する。 　餌がほしいらしく、餌をだす穴のところから、鼻息をブッと入れてくるクマ。ぐるぐると周りを歩いてこちらの様子を伺うものもいる。 　正直怖い。向かってこられたら、どう考えても勝ち目はない。 　絶対に山で遭いたくないものである。 　地獄谷は温泉から徒歩でも行けるが、点在しており、遠くのものへは車で行くことにした。 　荒涼とした風景の中遊歩道がある。小さな間欠泉があり、申し訳なさそうに時々丈の低い噴水程度に盛り上がる。 　熱そうな大湯沼に行くと、湯気がもうもうと上がるような中に、水鳥が泳いでいたりと面白い。 　登別マリンパークニクスにはジャイアントケルプとサケビクニンを見て喜んでいた。 　海には予想を超えた生き物がいて楽しい。そういうのが見たい趣味なんだから、しょうがないのだ。