北海道その19(北竜)

ひまわりの里は夏、その名の通り、一面の「ひまわり畑」！である。 　学校や家でひまわりを育てたことがあり、珍しくもないひまわりだが、これだけ揃うと壮観である。 　見渡す限りひまわりである。 　ひまわりは咲ききるまで花の首のところが柔らかく、本当に太陽の方を向いて追いかけていくらしい。 　日没後、西を向いていたひまわりは朝までに東に向き直っているというから驚きだ。 　写真を撮ろうと思っても、時間帯によってはみんな向こうを向いているから困る。 　後姿がずらりと並ぶと人間のようでやや気持ちが悪いかも、である。 　ひまわり畑の真ん中を馬車が行く。とことこ行く。 　馬車の馬は想像していたよりも大きくて立派である。ゆっくりと進むのを見ていると、何だか時間の流れが変わったような錯覚に陥る。 　脳天が暑い。帽子がサンバイザーなのである。北海道だからとアナドレない日差しである。 　迷路があるのも楽しいが、出られなくなりそうで怖くもある。やぐらのような所から迷路の中の人にアドバイスできるようになっているのを知り、やや安心。 　さて、近くにある「道の駅北竜」では、入り口の二頭の竜の門構えもすごいが、なぜオランダ風なのか不思議に思う。 　宿泊施設やひまわり湯に入浴もできるらしい。 　ここにもひまわりがたくさん植えられており、小物類など、ひまわりグッズ満載である。 　ひまわりソバやひまわりアイスなども楽しめる。しばしハムスター気分を味わえると言ったところだろうか。 　訪ねた日は、良い天気に恵まれた。 　圧力を感じるほどの日差しと真っ青な空、黄色のひまわりが映えて、最高のコントラストであった。