山梨県その4(昇仙峡・甲府)

甲州街道を右折し、急に山がちに感じると昇仙峡はすぐである。 　 　大岩が幾つも立っているという表現が合うかと思う。 　面白い形にそびえ立つ白い岩には緑の木が這い、青い空によく映える。 　そのコントラストが美しい。 　紅葉の頃は一番のお奨めというのが頷ける。きっと素晴らしい風景だと思う。 　遊歩道がきちんと整備されているので、歩きやすいが、見上げてばかりいると首が痛い。 　川が流れ、滝を眺め、のんびり歩くのはゆったり気分である。 　トテ馬車が天神森から能泉まで運んで行ってくれるとのことで、乗ってみたが、ゆっくり過ぎて苦しい。 　暑いのと、馬の臭いで、途中で降りたくなってしまった。頑張ってくれたお馬さん、ごめんなさい。 　昇仙峡ロープウエイでパノラマ台へ上れば360度の展望が素晴らしい。スカっと良い気持ちである。 　 　当たり前だが周りはぐるっと山である。甲府が盆地だということが見てわかるのも面白いと思う。 　甲府でワイナリーを見学することにした。 樽熟庫にはワイン樽がずらりと並び、涼しく、照明が薄暗い。不思議な感じである。 　 　買い物や試飲ができるのが嬉しいが、残念なことに私はこの日も運転手、旦那に引き受けてもらい、お土産選びに精を出すのであった。