和歌山県その1(白浜)

白浜空港にはじめて訪れたとき、飛行機はYS11であった。現在は空港の位置も少し変わったし、もうYS11はそこへ飛んでいない。こじんまりして、飛行機に乗っているぞという感じのする機だった。どこかの離島に飛んでいるというが、そのうちなくなってしまうのだろう。残念だ。 　 　レンタカーを借り、今日中に勝浦まで走らないといけないと思ったら、白浜ではエネルギーランドくらいしか寄る気になれず、一時間ほど遊んでから走り出した。帰りにまた白浜空港から帰るので、帰りに寄った所を思い出すことにする。 　 　千畳敷へ行く。ここは、瀬戸先の先端にある、新生代第三期中新世の岩盤である。柔らかい砂岩でできているらしい。白くて大きな板という感じである。ダイナミックで良い眺めである。 　 　三段壁は時々テレビのワイド劇場などで舞台になる所である。断崖絶壁が続く、岩肌がむき出しですごい。展望台から下へ36m降りるエレベーターがあり、洞窟の入り口へ行くことができる。 　自然の海食洞窟は赤茶けていてどこか怖ろしい感じさえする。水の神様が祭られていたり、水軍の番所小屋の復元展示があったりするのも面白いが、何といっても洞窟の置くまで時折すごい水しぶきと共にドーンと波が押し寄せる様子は圧巻である。