高知県その1(市内・龍河洞)

桂浜といえば、台風情報。 　嵐の海岸が、波しぶきも高々と映し出され、中継のアナウンサーの必死な姿。波にさらわれる危険がない所にいたとしても、気の毒である。 　良い天気の桂浜。目の前に広がるのは、桂浜の美しい風景である。 　三月とは思えないほど、日差しに圧力を感じる。浜の白さと海の青さが美しい。 　見た目とは違い、思いのほか波は荒いらしい。浚渫船が仕事にならず波に揉まれていた。 　土佐の黒潮の中で仕事をする方々は大変であろうとご苦労を想う。 　大海原を見下ろして坂本竜馬の像が立っている。銅像は、袴にブーツという洒落た、いでたちである。この海と竜馬は、当たり前だが似合っている。土地の方は像の管理に力を入れ、お祭りなどで親しみ、楽しまれているようである。 　はりまや橋は、想像していたよりも、小さい橋であった。朱塗りでかわいらしい。 　川に沿って公園があり、そこには明治期の親柱をそのまま使った物をはじめ、四つのはりまや橋があるのが面白い。　 　龍河洞は国の天然記念物の指定を受ける大きな鍾乳洞である。 　鍾乳石や石筍に名前が付けられており、そう言われれば、そう見え、なかなか楽しい。種類も多く、洞は長い。 　コウモリが生息しているというが遇えず、やや残念である。 　ここでは弥生人の生活品が出土しているという。近隣の博物館でそれらや、洞内の生き物などの展示を見、珍鳥センターで、尾長鳥を見ることができた。 　高知市内は普通の街である。店もたくさんある。 　雰囲気の良い食事処に何気なく入り、食べたカツオのたたきが美味いこと。スーパーに並んでいるの物もとても美味しそうである。 　道の駅などに立ち寄れば、カツオのワラ焼きを実演している。 　 　皿鉢料理は豪快で、華やかな料理である。また、ベク盃という、飲みきらないと置けないサカズキがあるのには驚く。 　さすが、土佐ならではである。