岩手県その2(盛岡)

秋田から岩手に入った途端に、国の違いを感じた。道の駅の設備や状態が、岩手のほうが田舎である。 　人はしっかりしていて、レジでぼやぼやしていると間に人が入ってしまう。小さい子は後ろになってしまい、かわいそうである。 　さて、盛岡の東北道サービスエリアで「冷麺を食べよう」ということになり、旦那と二人、注文する。 　 　初めて食べるのである。実は見たこともなかった。 　 　「お待ちどうさま」と目の前に置かれた。まずは、冷やし中華のような盛り方で、何故かスイカが乗っている。 　別皿にキムチがあるのだが、お新香として食べるのかと思っていた。後になって中に入れて食べると知った。 　店の人は変な食べ方の人だと思ったかもしれないが、わからないのだから勘弁してほしい。 　スープは白く、しつこくはなく、味はよいが不思議な喉越しである。 　麺は、どう言えば良いのか、とにかく歯ごたえがあり、ゴムのようである。弾力がすごいので、あごの力が必要である。 　ソバの類は、噛まずにつるつるっというのが江戸っ子であるが、絶対に無理。格闘して食べる感じである。 　食べ終わって、「食べた〜！」という満腹感。腹持ちも良さそうである。 　もう、しばらくはいいと思っていたが、数日経って何だか食べたくなった。あの歯ごたえが懐かしい。 　だが家の近くには韓国冷麺しかない。また行ったら、食べるのだろうなと思う。こうしてハマっていくのかもしれない。