愛知県その2(犬山)

犬山城はそれほど大きくないが、唯一の個人所有の城で、日本最古の天守閣がある。 　最上階の展望台からの良い眺めがよい。成瀬家の所有というのは維持その他を考えても大変だなと思う。 　明治村はある雑誌の懸賞で、何年か前に当たったものである。 　鉄道好きの旦那の何かが呼んだのか、面白そうなので行くことにした。 　 　SL東京駅にはかわいい蒸気機関車があり、これに乗って村内の途中まで山を抜け、橋を渡り、短いけれど楽しい旅である。 　 　その後、SL名古屋駅で市電名古屋駅から市電に乗り換え市電品川灯台駅へ行くと施設の一番奥の方まで行かれる。 　市電もレトロな市電でなかなかである。地元で昔に乗ったトロリーバスを思い出す。これだけでも結構楽しいものである。 　村内は広く、施設は豊富で、とても全部は見て帰れそうに無い。 　今回は、特別展示のお召し列車が見られるということである。 　当たり前であるが、その豪華な装飾と贅沢な造りや、御付きの人のスペースがあるのにも感動する。 　入り口で手袋をしなければいけないというのには驚いた。 　近くに展示されている旧型の車両に旦那は喜び、熱心に説明を聞く。椅子に座って、しばし気分にひたる。 　馬車には乗らず、昔の自転車体験をする。 　 　前輪が大きく、後輪が小さい。ペダルが前輪に付いており、重心を前にしないとバランスが取れないので、やたらと腕が疲れる。 　 　漕ぐのは難しい。少し練習して乗れるようになった。 　「お上手ですね」などと言われ気を良くする。 　ここでは、いたる所で猫を見かけた。市電駅でも人懐こく寄ってきて観光客のおこぼれを貰っていた。 　外の駐車場では、とても腹ヘリに見えるのがいたのでチーカマをやったら、美味しそうに食べていた。 　お客さんが少ない日は苦労しているようである。