東京都その3(青梅)

駄菓子屋さんや、古い映画の看板があって、ただ歩くのもなかなかよろしい。 　コロッケ屋さんで熱々の揚げたてを歩きながら食べるのも一興。 　昔懐かしい雰囲気である。 　さらに歩いて釜の淵公園へ行けば、街が近いことなど忘れてしまうほどの、川の流れと森林である。 　橋が架かり、そこからの眺めも格別。風が心地よく吹いてくる。 　杉林の中に建つ旧宮崎家住宅は内部見学可能で、農家の雰囲気や生活を知ることができる。 　また、近くの郷土博物館には古い農具や自然に関する展示がある。 　私は農家にはあまり縁がないのであるが、こういうところはやはり落ち着く。 　維持その他を考えると大変と思う。このような古民家に暮らすのは無理だが、機会があれば訪れたい。 　駅の北側の坂を上って青梅鉄道公園に行く。 　そう広くない園内に、蒸気機関車D51あり、新幹線あり、電気機関車ありだ。ミニSLが走っていて、乗ることもできる。 　屋外展示は、どれも自由に触ったりできるのがいい。お行儀よく上るのも自由である。 　記念館内にはミニチュア模型が走り、なかなかの充実ぶりである。ジオラマが良くできていてカッコいい。 　子供連れが多いのだが、それにまぎれて鉄道好きもたくさん来場しているので、気にせず写真を撮ったりして楽しめるところである。